クラシック: 2008年12月アーカイブ

中国四川省大地震 クリスマスチャリティコンサート
2008年12月27日 | 土 | 開演 2:00 PM 東京芸術劇場

ドヴォルザーク/序曲「謝肉祭」op.92
エルガー/愛のあいさつ op.12
ヴェルディ/歌劇「運命の力」序曲
ドヴォルザーク/スラブ舞曲 op.72 第7番
ドヴォルザーク/交響曲第9番ホ短調op.95 「新世界より」

指揮|ダニエル・ハーディング


行く予定は無かったのですが、たまたまチケットの招待券が当たったので「ダニエル・ハーディング/新日本フィル 中国四川省大地震 クリスマスチャリティコンサート」に行ってきました。

チャリティなのに招待券というのもねぇ(笑)

てゆーか、せっかくのハーディングなのに売れ行きはそんなに芳しくないようで、だいぶ前に発売されたのに空席もチラホラ。まぁ、年明けに本公演で登場するのと、「第九」の季節に「新世界より」というのもアレか。

3Fセンター前方のB席の券が頂けたので、音響的にはまぁまぁ。さすがに迫力ある音は望めないが、2F前方のバランスの良さはそのままで音像は遠め、倍音若干増量といった感じである。

前半は序曲集、後半が「新世界より」という構成で、イメージ通り極めて清新、フレッシュな演奏。グイグイと引っ張っていく推進力と、音作りの見通しの良さは感じるが、深みには欠けると思う。以前に聴いた東フィルとのマーラー6番もそんな感じだったな。

と思ったら、後半の「新世界より」はテンポを落とし、パウゼは長く取り、巨匠顔負けの演奏でびっくりしました。有名すぎる曲なので逆に実演では聴いたことがなかったのですが、正直思ってたよりもずっと良かったです!

一緒に行った新東宝映画のF原さんも「前半はそうでもなかったけど、後半は見直した!」と喜んでくれました。てゆーか、大絶賛(笑)。

オケもかなりハーディングの意図通りに動けているようで、フォーカスの甘いアルミンクよりはずっと聴き応えがある。次の音楽監督が(以下、省略)

チャリティなので帰りに募金しようと思ったら、出口まで行ってもそれらしき箱は見当たらず。やってなかったのかな?

で、F原さんと大勝軒でラーメン食べて、その後ボクは年末の挨拶に北口の某店へ。「あと一年は続ける」とか言うので、「早く辞めてくれないとボクが○えっ娘に遊びに行けないじゃないか!」とカマかけておきました!

クリスマス・イヴイヴで毎年恒例バッハ・コレギウム・ジャパン(以下BCJ)のヘンデル「メサイア」に行ってきました!

「毎年恒例」といっても恒例なのはBCJの方で、ボクは4,5年前に一度行ったきり。(しかもBCJの定期会員になる前)

今年は彼女がいないので、久しぶりに純粋に遊び(notアバンチュール)で行く約束をしていた子と・・・が連絡不通になって(-"-)、ドサクサに紛れて別の子に・・・(ヘタレスマソ)

開演前にサントリーホール近くのドトールでお茶して、会場へ。

それにしても今年も満員御礼、完売の大盛況。年末の第九以外ガラガラのオケもあるのに、定期もそこそこ売れて年末もこれというのは凄いことです。世の中、酷い不況なのにねぇ。

サントリーの会員優先で取ったのでLCの最前列でセレブに鑑賞。小編成オケのサントリーは正直どうかと思うが、この席はバランス的になかなかイケる。大ホールにありがちな「芯がなくなってフワフワ」した音ではない。

第一曲から清新な音で「ああ、いつものBCJだ」とホッとさせてくれるが、ところどころでテンポを露骨に落として旋律を歌わせているので「円熟期かっ!?」と思ったが、帰りにCDで聴いたら意外と歌わせていて驚いた。昔のBCJは音の美しさと速めのテンポによる小奇麗さで持ってると思ったのだが。人の記憶なんてアテにならないですね。

それにしてもドミニク・ヴェルナーは凄い。桜田さんLOVEなボクですが、ドミニクさんは更に上行く存在感で・・・。正に「King of King,God of God」でした。春のマタイでは神様やるんだよね?泣くかも!

久しぶりの「メサイア」なので感動しましたが、前に聴いた時よりも「手中のレパートリー」というような手堅さを感じました。ホントは毎年聴きたいのだけれど、時期がね、色恋沙汰にまみれた昨今ではチケットを先にGETできない(しかも、当日ヒマだということが判明した時には売り切れ)

さて来年はどうなることやら。

「第9交響曲」特別演奏会2008
2008年12月18日 | 木 | 開演 7:00 PM 東京芸術劇場

ギルマン / ヘンデルの主題によるパラフレーズ
バーバー / サイレント・ナイト(きよしこの夜)
ウィドール / オルガン交響曲第5番より「トッカータ」
(以上3曲パイプオルガン独奏)
ベートーヴェン / 交響曲第9番《合唱》

指揮|小林研一郎
パイプオルガン|勝山雅世
ソプラノ|菅英三子
アルト|菅有実子
テノール|錦織健
バス|青戸知
合唱|東京音楽大学

「こんなにコンサート通いなのに日本フィルを聴いたことが無い」というワケで、先日の沼尻センセのマラ5とコバケンの第九のチケットを取ったのですが、マラ5が思った以上に良くて見過ごしてた事を後悔することしきり。

でも、日フィルってあまり評判にならないですよね。(逆に、都響マンセーが多いのが不思議。波の激しいオケと思うが)

で、オレ的シリーズ2日目(笑)のコバケン第九に行ってきました。
場所は池袋の東京芸術劇場。最近はこの駅に降りてもあまり黄昏れない

夏の大野/都響の公演で「芸劇は2F前方」ということが分かってきたので、迷わず2F最前列をGET。かなり右寄りでしたが。

オルガン演奏に続き第九となりましたが、日フィルは今回で2度目ですが、実はコバケンの指揮は初めて。「終始唸りっぱなし」「ブラボー軍団」「終演後演説」の噂はマジですか?色んな意味で楽しみですorz

演奏の方は「まぁ、日本のオケの第九だから・・・」という感じで何気に聴き始めましたが、とりあえず前方に指揮真似ガッツポーズのジジイがいてウザイ。あそこまで酷いのは初めて見た。年内持たずに死んでくれないか。

音は「芸劇2F最良説」に偽りなし(自分で言ったんだけどw)、サントリーの2Fセンター最前列よりも音が飽和せず、やや軽めには聴こえるが、音のバランスが非常にいい。

コバケンの手腕というものもあると思うが、第九ほどの編成になると音の洪水の前に「どれがどこで鳴ってるの!?」と思うこともしばしばだが、木管まではっきり聞き取れるのは素晴らしい。

第一、二楽章と比較的まともで、良く言えば「ロマン派の流れを汲んだ正調ベートーヴェン」、悪く言えば「ベーレンライター前の手垢にまみれたベートーヴェン」ということになろうが、演奏がいいので前者に聴こえる。

コバケンも実にエネルギッシュで何回も指揮しているだろうに感情入りまくり、で、唸り声はそんなに気にならない。前の方だと違うのかな?

第三楽章に入る前に客席の雑音に反応して、指揮ポーズから何度かブレイクしてたのは誠実で良かった。てゆーか、デリカシーの無い客は早々に退場して、芸劇前の道路で暴走車にはねられ年内に命を落とした方が良い。そうすべきだ。

第四楽章は笑っちゃうくらいに「ロマン派」で、「正調」と書きつつも「いまどきこんな演奏するヤツいねーよw」というほどにタメを効かせ、しかも主題は歌いまくる。一瞬、フルトヴェングラーが降りてきた(笑)

ソリストは立派だが、歌ってる時の顔が怖すぎる・・・あと、合唱は大学生?先日聴いたN響の二期会に比べたらニュアンスがだいぶアマっぽいが、とりあえず若そうなのでオペラグラスを持ってくれば良かった。(なんで?)

フィナーレの追い込みも古式ゆかしい壮絶なテンポの加速で、とにかく盛り上がりまくる。そして待ってましたとばかりに「ブラボー!」がかかって失笑。本当にいるんだ・・・

毎年2回は第九公演に足を運んでいたが、今回はこれだけ。好みとはだいぶかけ離れた第九ではあったが、「イベント」として考えるとこれはこれで素晴らしい内容であった。酷い客もいるにはいたが、ここ数年のうちでは比較的まともだったしね。(上岡/N響の時、あまりに客が酷いのでたまりかねて翌日急遽広上/新日本フィルに行ったことも)

大盛り上がりで拍手を浴びていたコバケン、最後はやはり噂どおり「ご挨拶」(演説というほどではなかった)で締めくくり大団円。

暫く「ロマン派ってなんだろう」と考え込んでいましました(笑)

NHK交響楽団第1635回定期公演 Cプログラム
12月12日 | 金 | 開演 7:00 PM NHKホール

フランク / 交響詩「アイオリスの人々」
ドビュッシー / 夜想曲*
ホルスト / 組曲「惑星」作品32*

指揮|シャルル・デュトワ
女声合唱|二期会合唱団*


昨日の夜、初めてデュトワの指揮を見ました。

ボクがクラシックのコンサート通いになった頃にN響のシェフがデュトワ→アシュケナージに変わってしまったので、結局見られなかったんですよね。(アシュケナージを見に行こうとは一度も思わなかったがw)

というワケで、金曜の夜、すっかりクリスマス化した渋谷の街をてくてく歩いてNHKホールへ。

会社帰りだったため、ホールに着いてトイレで用を済ませてたら、開演前の室内楽コンサート終わってた(涙)

座席は1F右サイド前方のA席。
正直、NHKホールはどこで聴いていいか分からん。広くて音が拡散しまくるので、前の方が直接音が聴けて良いのだが、疲れる。S、A席で「たいしたことないなぁ」と思って聴くよりは割り切って3Fとか、評判の悪い2F奥のB席でも...良くは無いが、がっかり度は少ないのである。

てゆーか、アラーム音(曲が始まる前だったけど)、曲が始まってるのにアメの包み剥く音、おしゃべり・・・相変わらずの客層でテンション下がります。定期でこれだけ客が入るのは凄いことなのにな。死ねばいいのに。

一曲目はフランク「アイオリスの人々」。
曲のせいもあるだろうが、デュトワが振ると音がちゃんとフランス的な響きになるから不思議だ。低域弦側にいたので低音の響きも十二分に感じられるのだが、音質的には輝きがあって、軽い感じがする(褒め言葉です。「薄い」というのともまた違う)。

続くドビュッシー「夜想曲」でも同じ印象で、しかも力を八分目くらいで振ってる感じがカッコイイ。二期会の合唱もとてもきれいで良かった。

が、メインのホルスト「惑星」では音圧だけは物凄い迫力なのだが、その音の軽さのままヴォリュームを上げたような感じで、正直うるささが目立った。金星なんかはずいぶんとしっとりして、さすがに上手いと思ったけど。

しかもデュトワさん、さっきまで軽やかに振ってたのに、「惑星」では唸り声まで上げて力演。確かにそのお陰で珍しい「ガッツあるN響」を聴けたとは思うが、うるさいんじゃしょうがない。2Fで聴いた方が良かったかなー。

でも、またデュトワが来たら行ってもいいかなと思うくらいの内容だったので、とりあえず迷惑客は早く死んでくれないか(笑)

東京オペラシティ+バッハ・コレギウム・ジャパン 2007⇒2009 ヘンデル・プロジェクトII
ヘンデル:オラトリオ《ユダス・マカベウス》

2008年12月7日(日)15:00
会場:東京オペラシティ コンサートホール:タケミツメモリアル

ヘンデル オラトリオ《ユダス・マカベウス》 HWV63

鈴木雅明(指揮)
ユダス・マカベウス 櫻田 亮(テノール)
イスラエルの女   柏原奈穂(ソプラノ)
イスラエルの男   マリアンネ・ベアーテ・キーラント(メゾソプラノ)
シモン         萩原 潤(バス)

バッハ・コレギウム・ジャパン(合唱・管弦楽)


定期では基本的にバッハばかりなので、楽しみにしていたんですヘンデル!
というワケで、東京オペラシティまで参上。

今日は1Fのかなり前の方を確保。あと数列後ろの方が良かったのですが(字幕も見づらい)、BCJ事務局優先でこれだから仕方ないのだろう。(隣がブラビーなDQNさんだったのはアイタタw)

とはいえ音質は良好。古楽器の特性上・・・という言い方も古いが、古楽器の方が直接音を聴けた方がより堪能できると思う。

それはソリストにも言える事で、特にチェリーさんは素晴らしさに2乗を掛けても余りが出るくらいに声に輝きがあって良かった。もう、格が違うもん。

萩原さんは模範的過ぎ、マリアンネは極上まであと一歩、柏原さんは演技入り過ぎと突っ込めばあるのだけれど、ほんと、みんな最初の一音から安心して聴けたので素晴らしかったと思います。

合唱も「合唱」としては良かったのでですが、唯一使者を演じた声の高い方の人だけは...(メンバーの方も見えられてるので慎重w)勢いは買うけど、不安定でどうにかならんかと思った。

オケはベストメンバーと思いきや、チェロは秀美先生降り番、外人さん(笑)と山本クン。あと、パンフにはストバイにパウルが書いてあったけど、姿が見えず。それでも、いつにも増して音に躍動感があって、前回の「エジプトのイスラエル人」よりもダイナミズムを楽しめました。あの時は配置が特殊で、合唱の後ろにオケがあったからなー。声楽を前面に押し出したかったのだろうか?

どーでもいいけど、合唱の左から2人目(クリステン・ウィットマー?)の女性がとてもキレイだった。

更にどうでもいいことですが、ボクが言いたかったのは結局、三宮クンはネクタイの色に何の主張があるのだろうかということ、それだけです。年々落ち着いてきているのがワロスですが(笑)

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