この世で最も尊い音楽といえばバッハというボクにとって、宗教心に著しく欠けるボクであってもバッハの宗教音楽を聴いている時は神に誓いを捧げる子羊のよう。
バッハは大好きなんです。
今年の初めに来日したミッシェル・コルボの「マタイ受難曲」を聴いて大いに感動し、本気で聖書を読み直したのがつい先日のよう。
でも、聖書って難しいよな。
バッハの時代は読み書きできる人も少ないせいもあって、教会で音楽に合わせて聖書の内容を伝えるというスタイルが取られていたワケだが、それが一連のカンタータであり、受難曲の数々なんである。
一般的によく聴かれるのがバッハの「マタイ受難曲」であるわけだが、バッハの残した現存する受難曲としては、あと「ヨハネ受難曲」があるわけで。
どちらも名曲だが、曲が長い分、「マタイ」の方がより奥深く内容があって、ぜひともバッハ初心者には「マタイ」の全てを感じ取って欲しいと思います。
今回聴きに行ったのは、シュナイト指揮シュナイトバッハ合唱団/管弦楽団の「ヨハネ受難曲」。
シュナイトのバッハといえば、数々の名演があることで知られているらしいが、ボクも前回の「ロ短調ミサ」を聴き逃しているので今回は期待度満点で東京オペラシティに向かう。
オケは東京フィルの臨時編成らしいが、合唱団は素人さん。一抹の不安。
不安というのは合唱そのものではなく、周りが身内ばかりなんである。チケットも割とギリギリで取ったのだが、かなり後ろの端で、今にして思えば「身内が相当来たんだな」と。
合唱団が舞台に上がると、不安的中。数列前のおばさんが舞台に向かって何度も手を振ってる。うざいよ・・・orz
演奏が始まっても小声で話している人や、キャンディの袋をガサゴソしている人大勢(←よくあるのだが、これ案外気になる)
困ったのは、2つほど左に座った人が楽譜をかなり大きい音でめくっている。これを2時間も続けられたんじゃ堪らない。思い余って注意すると・・・
外人のおばさん。
「私はこの演奏のスコアをみてるんだけど何か?」という表情をするので、「分かったから音は立てるな」とジェスチャーで会話。
その後は静かにめくってくれたので良かった。スコアやパンフを見るのは構わない(それが良いマナーとは思わないけど)が、音だけは立てないでくれ。
挙句の果てに、第二部の途中でおじいさん退席。具合が悪くなったとかかもしれないが、ズカズカ音を立てながら雄弁に退席。本当に勘弁して欲しい。
「レコーディングする」ってアナウンスがあったじゃんかよう!
これだけでアマチュア合唱団の公演は辟易したのだが、音楽自体もボクの苦手な、重~い演奏。シュナイトにしてみれば伝統に根ざした演奏かもしれないが(公演後のはしゃぎっぷりを見ればその満足度が分かる)、これは演奏がいい悪いというよりも、全くと言っていいほど自分の趣味に合わなかった。
エヴァンゲリストももっと若々しい人の方がいいのに。
正直、退屈すぎて途中で寝たので、どこがどうとか、良かったとか悪かったとかいう資格すらないんだが、本当にボクの好みの演奏ではなかった。逆に、古楽器でキビキビ演奏してくれないと曲がボクには伝わらなかったという事が分かって良かったかも。
あと、フルートのお姉さんに一人とてもキレイな人がいたので、もっと近くで見れたら良かったな。
でも、好きな人にとってはいい演奏だったと思います。ただ単にボクが好きじゃなかっただけなので、これを見て「シュナイトはダメなのかー」と思わないで下さいね。だって、その後にバッハ・コレギウム・ジャパンの「ヨハネ受難曲」を聴きなおしたら、とても感動したもん。
まぁ、アマチュア合唱団っていうのは周りがあまりにもお粗末なんで嫌になったけどね。





