コンサート: 2008年9月アーカイブ

第82回定期演奏会
J.S.バッハ:教会カンタータシリーズ Vol.53
~ライプツィヒ時代1726年のカンタータ 2~
9月23日 | 火・祝 | 開演 3:00 PM 東京オペラシティ

J.S.バッハ:
《われらは多くの患難を経て》 BWV146 
《神は喜び叫ぶ声と共に昇り》 BWV43
《見よ、われは多くの漁る者を遣わし》 BWV88

ソプラノ| レイチェル・ニコルズ
カウンターテナー| ロビン・ブレイズ
テノール| ゲルト・テュルク
バス| ペーター・コーイ
指揮| 鈴木雅明

さっきバイキングで食べすぎて非常に苦しいのですが、初台までやって来ております。

今日は一公演で3曲というBCJにしては重量級のプログラムなんですが、それでもいつもの清心なカンタータなので重苦しい胃には助かります...。すばり、今日はショスタコーヴィチは聴けません。

今井先生のパイプオルガン演奏も無くすんなりスタート。
1,2曲目では島田さんが金管をトランペット→コルノと持ち替えて大活躍。

感心すべきは(していいのか?)レイチェルの衣装で、二の腕気にしてショール羽織ったはいいが、宗教曲歌いにきたとは思えないような胸元ざっくり開いたドレス。顔はちっちゃいのにね。

あー、しかしお腹いっぱい。 (←演奏が、じゃなくて本当にお腹がorz)


で、後半は一曲だけ。
今井先生と優人クンポジションチェンジ、菅さん登場、ホルン隊降板。菅さんで思い出したが、旦那のバディはもう出ないのかな?

優人クンのスペクタクル(笑)なオルガンをメインに据えた導入部で大曲の予感を感じさせる。さぞかし雅明先生ご本人が弾きたかったことであろう。

この部分がえらい長かったので、カンタータを聴きに来ているというよりは、何かオラトリオでも聴いているんじゃないかと錯覚するほど。バッハにしてはカッコ良すぎだが、それでも「これこそバッハの本質!」と唸ってしまう。

まぁ、バッハの本質などワタクシ分からないですけどorz

その後は言うに及ばず、大曲を感じさせぬ充実した密度の濃い(でも音色は重くない)演奏で、気が付いたら終了。

そういえば来年の定期会員の案内も来てたけど、恒例のマタイに、モテット全曲やるそうで。早く申し込まなくちゃ。

読売日本交響楽団第506回名曲シリーズ
9月22日 | 月 | 開演 7:00 PM サントリーホール

ブラームス/ピアノ協奏曲第1番
ブルックナー/交響曲第0番

ピアノ| ジョン・キムラ・パーカー
指揮| スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ

3日続けてコンサートのうちの2日目のコンサートのボクです。芸術の秋だなぁ。(←遊びすぎを正当化)

先日、ブラ3の大名演を聴かせてくれたコンビなので今日も期待大なんです!

今日は前プロもメインも「B」ということで、ブラームスのピアノ協奏曲第一番。ソリストはジョン・キムラ・パーカー。

風貌の割には流麗なピアニストで上手いと思わせるも、曲がそんなでもない(二番は好き)ので、感心はするが感動はそんなでも...

しかし第三楽章は躍動感たっぷりな上に重厚なオケが鳴り響くという最高のバランスで素晴らしい。

そして今、下野さんが目の前通った(笑)。

それにしても今日の客の雑音は酷い、酷すぎる。
カデンツァ導入部で鼻をススーッと大きくすするわ、弱音部で堂々と飴玉の包み剥くわ、絶えず咳込むヤツいるわ、ブル0の第四楽章入る所で大きな鼻水、それは演奏中盤まで聞かれました。

読響だけの問題じゃないけど、ホール含め関係者は手を打った方がいいよ。

そのブル0ですが、演奏は素晴らしかったです!ブル0でも暗譜か、さすがスクロヴァさん(笑)。

ヴァイオリンがやや硬質でうるさい面があったのと、第一楽章金管ド迫力でのけ反ったの以外は正にブルックナーの世界。楽章が進むにつれ、深みに嵌まっていく。山岸さんも今日はフツーに良かった(感涙)。

曲としても2番より好きなので、先日のウィーン・フィルよりも「ブルックナーらしさ」という面では堪能しました。あっちは「ウィーン・フィルらしさ」を堪能した感じだからね。

それにしてもスクロヴァさん、第二、三楽章をほぼアタッカで入って、何かとアタッカ好きな人なんじゃないかと。ボクも流れを止めないので好きだけど。

スクロヴァさんと読響のブルックナー、あとは来年3月の1番で終了なのかな?別のオケでもいいからまた聴きたいな。この際、N響でもいい(笑)。

東京シティ・フィル オーケストラル・オペラ VII
9月21日 | 日 | 開演 2:00 PM ティアラこうとう 大ホール

R.ワーグナー / 楽劇「トリスタンとイゾルデ」
(ノーカット 日本語字幕付き原語上演)

トリスタン 成田 勝美
マルケ王 小鉄 和広
イゾルデ 緑川 まり
クルヴェナール 島村 武男
メロート 青栁 素晴
ブランゲーネ 福原 寿美枝
羊飼い 近藤 政伸
舵手 須藤 慎吾
若い水夫の声 村上 公太
合唱 東京オペラシンガーズ

指揮| 飯守泰次郎

これから飯守泰次郎のトリスタンを聴きに行きます。

先日のウィーン・フィルから凄い落差ですが、飯守先生のワーグナーは外せませんね。

飯守先生は東フィルとの「ワルキューレ」、シティフィルとは「パルジファル」以来だから楽しみです!


隣のヤツが鼻息ズ...ズビッ!野郎で大変集中力を削がれたが、それでも良いですね。

ティアラこうとうは初めてですが、なかなか良い音響です。オケの音が豊かなのに、ソリストの声もかき消されることなく聞こえてくるので、そっちの方面は全くストレス無し。鼻息野郎のせいで台なしですが...。

気を取り直して第二部に行ってきます。


・・・というワケでシティフィルの関係者のおねえたん(可愛い系美人)にお願いして、1Fの前方中央に移動。おねえたん有難う!2F最前列鼻息野郎さようなら!

前に来たのでよりオケの比率が大きくなり、2Fだと非常にバランスが良かったのが「オケを聴きに来た」というような状態に。

ソリストもかえって2Fの方が上手く響いていたが、あくまでもバランスの問題なので悪くは無い。

てゆーか、イゾルデがわがまますぎてムカつく...(ストーリー上だけど)。M川さんも少しワタクシを見習ってダイエットした方が良いといえよう。人間ドックでひっかかるよ。

オケの精度も素晴らしいと思ったが、直接音が多い分、ちょっとしたズレや金管の交わらなさが気になります。

一番言いたい事は、飯守先生の指揮姿が相変わらず素晴らしいという事です(笑)。

で、なんと、2Fの鼻息野郎から逃れて1Fに降りてきたら、今度は隠し撮り野郎がいたという(笑)。

コソコソやってたがバレバレなんだよ!

それにしてもオケの豊潤さはかなりのもので、ここに色気が加われば昨年聴いたシュターツカペレ・ドレスデンに肉薄するのではないか。とりあえず「値段ほどの差は無い」という感じです。

緑川センセは最後の独唱まで大張り切りだったが、ここまで頑張れるということは先日の大野/都響との共演のキャンセルは仮病だったのではと疑うくらい。あと役柄的に、イゾルデ見てると自分勝手でムカムカしてくる(笑)。

それと、カーテンコールの時に「どすこい!」と声を掛けたくなった...

23日にも公演があるので、精度がより増しているか、疲労困憊してるかのどちらかでしょう。ほぼ5時間の公演だから見る方も疲れるし。できればまた行きたいですけどね。

しかし、その日はBCJ定期に行くのだった(笑)。

ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン2008
9月18日 | 木 | 開演 7:00 PM サントリーホール

ヴェルディ/オペラ『ジョヴァンナ・ダルコ(ジャンヌ・ダルク)』序曲
ヴェルディ/オペラ『シチリア島の夕べの祈り』からバレエ音楽「四季」
ニーノ・ロータ/トロンボーン協奏曲
ニーノ・ロータ/映画『山猫』の音楽から

トロンボーン| イアン・バウスフィールド (ウィーン・フィル首席奏者)
指揮| リッカルド・ムーティ

自分的に今年のウィーン・フィル・ウィーク・イン・ジャパン最終日(笑)。

全プロの中でもっとも人気の低いプログラムらしいですが、逆にこれを逃すと聴けないかも!?なのでジューヨー。

前半はミューザと同じヴェルディで、後半はニーノ・ロータです。

もう、ムー様かっこよすぎちゃって!
もう、堪能しまくりで言う事が無いんですけど(笑)。

RAのPブロック寄りの席だったので、管・打楽器に押されてヴァイオリンの音量がスポイルされたのが惜しかったが、音質が悪いというワケでも無いので良しとしよう。ヴェルディの2曲はムーティの押し引き巧みでさすがでした。(場合によっては手をゆらゆらさせるだけで殆ど動かない)

しかし、トロンボーン協奏曲ではさすがにこの位置では楽しめない。音がモゴモゴとしてました。声楽曲よりはマシだけど。

「山猫」も映画に全く興味のないボクにとっては、まぁ、盛り上がるし綺麗な所もあるけど、という位の感じ。ブルックナー2番の時は、曲はともかく作曲家に共感してるから聴き入っちゃったんだけどね。

しかし、今年聴いた3公演に共通して言えるのは、これでもかっ!という程にウィーン・フィルの音を堪能できた事である。アンコールの「マノン・レスコー」を聴きながら来年の来日公演に思いを馳せました。

というワケで、トロ協の前にムーティがメガネを忘れて袖に戻ったのをハイライトにしてはいけない(笑)。

ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン2008
9月16日 | 火 | 開演 7:00 PM サントリーホール


ハイドン/交響曲第67番 へ長調 Hob. I-67
ブルックナー/交響曲第2番 ハ短調

指揮| リッカルド・ムーティ

サントリーホールに場所を移して、お目当てのブルックナー2番!

前半のハイドンはなんとなく予想がつきますよね(笑)

座席近辺が物々しいと思ったら、皇太子様が聴きにきててビックリした。しかも、同ブロックの数席横。

ハイドンですが、サントリーホールで小編成だと響き過ぎてあまり良い印象がないのですが、RBの最前列という事もあって、直接音が心地良く響く。

違う場所で聴いてた人が「バロックらしくない」と力説してたので、その人はボクが日頃抱いているような不満を感じたんでしょうね。

とはいえ古楽器と比較してという内容ではなく、モダン楽器として充実したハイドンでした。

後半はお目当てのブルックナーですが、とはいえCDで名演に出会ったことがないせいかブル2という曲自体にさしたる思い入れがないのですが、その割には素晴らしい演奏で期待以上でした!

一昨年のアーノンクールとのブル5は曲の性格もあって非常に緊張、緊迫した出来で、それはそれは感動したのですが、今回はもうちょっとリラックスした感じ。

第一楽章の冒頭から美しい弦の響きに酔いしれますが、特に第二楽章は天上的。願わくば、この音で7番のアダージョ聴きたかった...。

美しいだけではなく、終楽章はムーティの力強さでグイグイ引っ張り、鬼気迫る迫力!

終始キュッヒルがムーティの顔を見ながら演奏していたのが、他の指揮者とは違う信頼関係があるのかなーと思いつつ、微笑ましかったです(笑)。

「ブルックナーやった後にアンコールなんかあるのか?」と思ってたら、「ブルックナーの後に演奏するのは不可能」みたいな事を言いつつ(詳しくは誰かが上げるでしょう)、よく知らない作曲家の夜想曲を演奏。

確かに2番とはいえ、ブルックナーの後にワルツやポルカではね(笑)。

ミューザの時よりもタイトと思ったので、あと一日、18日に更に期待です!

ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン2008
9月14日 | 日 | 開演 4:00 PM ミューザ川崎シンフォニーホール


ヴェルディ/オペラ『ジョヴァンナ・ダルコ(ジャンヌ・ダルク)』序曲
ヴェルディ/オペラ『シチリア島の夕べの祈り』からバレエ音楽「四季」
チャイコフスキー/交響曲第5番 ホ短調 op.64

指揮| リッカルド・ムーティ


この前に聴いた日本のオケ2つが良かったから心配してたのですが、心配しないでもちゃんとウィーン・フィルの音が鳴っていました(笑)

ヴェルディの序曲はムーティらしい明るくて力強い曲で、正に序曲に相応しい。

「シチリア島の」の方はニュー・イヤー・コンサート・ハイライトといった趣で、やはり軽やかなタッチながらも輝きが満載。さすがウィーン・フィル。

後半ですが、CDでは一時期ヘヴィ・ロテだったけど、実演でチャイ5聴くの初めてかも!良いホール、良いオケ、良い指揮者で聴く贅沢なチャイ5でした。

ウィーン・フィルのチャイ5といえばゲルギエフの名演が思い出されますが、あそこまで爆演ではなく、あくまで感情込めて、しかし強烈なフォルテが鳴り響くという。

3Fの指揮者真横席だったのでかなり乗り出さないとムー様のお姿も見えず(頑張ってもヴィオラの2プルトまでだった)、視覚的には若干の厳しさがあったが、この席でも音は素晴らしいんだね。さすがだね、ミューザ。

アンコールでヨゼフ・シュトラウスのワルツをやったのでつかの間のニュー・イヤー・コンサート気分。今年はサービス精神旺盛です(笑)。

この後、場所をサントリーホールに移して2回聴きます。この出来だったら楽しみ倍増ですね。

読売日本交響楽団第474回定期演奏会
9月10日 | 水 | 開演 7:00 PM サントリーホール

ブラームス/交響曲第3番
シマノフスキ/ヴァイオリン協奏曲第1番
ショスタコーヴィチ/交響曲第1番

ヴァイオリン| アリョーナ・バーエワ
指揮| スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ

8月は全くコンサートに行きませんでしたが、ようやく秋シーズンが始まりました!長かった...。

というワケでボクはサントリーホールにやってきたのだった。ウホッ、いいホール。

一発目がMr.Sというのは嬉しいですね。願わくばショスタコだったらぜひ8番を実演で聴いてみたいものですが。

で、前半終了。
ブラ3嫌いなんだけど、良かった。今年トップクラスの充実度!

ブラ3は嫌いな第3楽章でもたれず、第4楽章では強弱の差が物凄い。第2楽章から第4楽章までほぼアタッカで入ったので、流れが寸断されないのも良かった。

後半はシマノフスキのヴァイオリン協奏曲からスタート。
初めて聴く曲だが、ヴァイオリニストのアリョーナ・バーエワがウルトラ素晴らしい!曲に合っていたのか、天才なのか...驚異の美音で息が止まった。

ショスタコ1番は、よく出来ているけどちょっと滑稽くらいにしか思っていなかったが、10、11番のようなドラマが感じられて堪能しまくり。各ソロもバッチリ。もっとゴツゴツも出来るのだろうが、シャープな演奏と思いました。

本当に素晴らしくてこの後が心配になるくらいなのだが、Pブロック2列目中央でずっと指揮真似しているオヤジが禿げしく痛かったです...

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