2月から「ヨハネ受難曲」が2回続いていましたが、大トリはBCJの「マタイ受難曲」なんです。
昨年もBCJで2回聴いているのですが、このレベルの「マタイ受難曲」を日本で聴けるのはとても素晴らしいことです。

バッハ・コレギウム・ジャパン
3月21日 | 金 | 開演 6:30 PM 東京オペラシティ
バッハ/マタイ受難曲
テノール(エヴァンゲリスト):ヤン・コボウ
バス(イエス):マルクス・フライク
ソプラノ:ハナ・ブラシコヴァ、藤崎美苗
カウンターテナー:ダミアン・ギヨン、上杉清仁
テノール:パク・スンヒ
バス:ドミニク・ヴェルナー
指揮| 鈴木雅明
今年も良かったので特に文句は無いのですが、やはりここ一ヶ月でオランダ・バッハ協会、OAEと聴いてきたので、色々と感じるところはあるワケです。
一番気になったのは、合唱の人数が多すぎること。ソリスト含めて20数人なので「多い」というのも何ですが、バランス的にはOAEが一番良かったです。何となく、「合唱だけが一生懸命」に聴こえてしまう・・・
エヴァンゲリストのヤン・コボウは、ゲルト・テュルクのスタイルに慣れている耳には芝居臭さが強すぎてあまり受け付けませんでした。イエスのマルクス・フライクは悪くないけど、コクが深くないというか、貫禄があまりないというか。ドミニク・ヴェルナーはイエスをやらないんですかね?全体的に今回のソリストは歌い出しが力みすぎているように感じられました。
逆に、ダミアン・ギヨンは安定した高域で猛烈に良かったです!ロビン・ブレイズが出ない時は是非、ダミアンを使って欲しい!ハナ・ブラシコヴァもかなーり良かったです。
第1曲が感情たっぷりの「ロマン派」漂う深みと遅さで少々驚きましたが、淡々としすぎないのは良かったです。鈴木先生が指揮台に上がったのが違和感でしたが。バンドは第一群の側にいたので、フラウト・トラヴェルソなどがダイレクトに飛び込んできて非常にダイナミックでした。あと、ヴィオラ・ダ・ガンバの弾きっぷりが強烈!あと、山本クンのくしゃみ(笑)。
BCJの公演としても昨年の方がボクの好みに近かったですが、やはりBCJの「マタイ受難曲」ですからね、どういうスタイルであれ、毎年聴きたいんです。

