日本フィルハーモニー交響楽団第605回定期公演
11月15日 | 土 | 開演 2:00 PM サントリーホール
メシアン/七つの俳諧
マーラー/交響曲第5番
ピアノ|永野英樹
指揮|沼尻竜典
あれだけコンサートに行ってるのにナゼか日本フィルを聴く機会がなくて、今日が初めての日フィルなんです!といっても、年末のコバケンの第九のついでに取ってみただけなんですけど・・・。
曲がボクの好きなマーラーであることと、沼尻竜典の評判も悪くないみたいなので行ってみたのですが、客席はガラガラ。P席はそこそこ埋まっているものの、ホール全体では6割程度の入り。さ、寂しい・・・。以前に当券狙いで第九演奏会に足を運んだら、「完売です」と言われてスゴスゴ帰ってきたことがあるくらいなのになぁ。
そんな中、メシアン日本ゆかりの曲「七つの俳諧」を演奏。
左からピアノ、打楽器、管楽器、弦という変則的な並びがメシアンらしく、曲も「旋律は語らず音が語る」というメシアンらしい情景描写に優れたもの。
管弦がヒョロヒョロ~と流れ、打楽器が乱れる様はもちろん「現代音楽」という領域。リズムや旋律を感じるのは至難の業だが、身を浸せば情景が浮かんでくるという。
そんな敷居の高さから最初は「鳴ってるだけじゃねーの?」とか思っていたが、意外とこれはこれで良い。音にも輝きがあるし、一定の流れを感じることも出来る。あんなに客が入ってないのに、指揮者もオケも腐った感じがせず、テンションを保っているのも良い。まぁ、メシアンの曲を流して演奏するというのも無理かとは思うが。
後半のマラ5もこれまた輪を掛けて良い。良いといっても、昨年のヤンソンス/バイエルンのような神演だったわけではないが、日本のオケらしからぬ堂々とした演奏は遥かに予想を上回るものであった。
音が重なるところで崩れかかったり、部分的にトランペットがコケたりとあるにはあったが、フォルテの爆発音、弱音部のデリケートさ、またその大→小へ音がスッと抜けていく感じなど、沼尻さんの手腕の高さが伺える。
で、その沼尻さん、「どーせ最近の指揮者らしい音を鳴らせるだけの浅い感じだろ」と思っていたのだが、やけに几帳面(笑)で、しかし指揮振りは情熱的、バトンは細かく、テンポももたれず走らず。正直、これボクの好きなパターンです。読響の巨匠ぶったカレー好きな人とか、東フィルのバレエが得意なテンポ打つだけの人とか、東響の「完全燃焼」がモットーの聴く方は不完全燃焼になっちゃう人たちとはだいぶ違う。(読響の人は化けるかもだけど)
驚いたのが第3楽章でホルン吹いた人で、「コケない」というだけでも評価できるのに、とても豊かな音で聞かせてくれた。と持ったら、コンクールで優勝したばかりなのか。上手いはずだ。
「期待しなかった分」という前置詞は付くが、かなり満足したので、今後は沼尻/日フィルは時々顔を出すかも。楽しみが増えて嬉しいです!(財布はキツいけど)

コメントする