〈歌曲(リート)の森〉~詩と音楽 Gedichte und Musik~ 第1篇
マーク・パドモア
2008年10月9日 | 木 | 開演 7:00 PM トッパンホール
シューベルト: 《冬の旅》 D911
おやすみ/風見鶏/凍った涙/凍てつく野/菩提樹/あふれ流れる水/河の上で/振り返り/
鬼火/休み/春の夢/孤独/郵便馬車/白髪/カラス/最後の希み/村で/嵐の朝/惑わし/
道しるべ/宿屋/勇気/幻の太陽/辻音楽師
テノール|マーク・パドモア
ピアノ|イモジェン・クーパー
昼間は珍しく仕事でバタバタしまくったので焦りましたが、どうにか無事に定時退社。
でも、会社からトッパンホールまで50分もあるんだよな(涙)。
そんなワケでやはりバタバタしながらホールに到着。この手の公演にしては珍しく完売の案内が出ている。ボクも発売から一週間ほど経ってから問い合わせたら、思いっきり端っこか最後列しか余ってなかったもんなー。みんな、パドモアが好きなのか、シューベルトが好きなのか...謎。
物凄い緊張感に包まれて第一曲が始まる。ピアノはイモジェン・クーパー。やや遅目のテンポで重々しく響く。「伝統的なドイツ」という感じだ。パドモアさんの声はボストリッジほどは繊細ではないが、それでも伸びやかなトーンなので、歌が加わるとそんなにコテコテというワケでもないけど。
春にOAEで来た時は合唱で外れてしまうアクシデントもあったが(ソロは立派だった)、今回は高域の細かい所まで歌いきれており、素晴らしい。元々声質が好きなので来たのだが、技術も完璧なので文句のつけようが無い。
終曲の「ライアーマン」ではピアノが過剰に暗さを演出。パドモアももっと地に落ちたような歌い方もできたのだろうが、むしろそこは余韻を残すように歌い終える。さすがだ。
問題は客席。
最後列にいたので音を拾いやすかったのかもしれないが、それにしても酷い。リートなんかわざわざ聴きにくるくらいだからマナーは完璧だと思ったのに...。
特に、第三曲ではあろうことかケータイの着信音が鳴り響く。なぜ切らないのか...。誰が鳴らしたかは特定できなかったが、是非とも近々に不幸な死に方で命を落として欲しい。バイブ鳴らしたヤツもいたので、そいつも道連れで。
パンフめくりもうざい。「めくるな!」とは言わないが、曲が曲だけに目立つ。隣のヤツはピアノがまだ鳴っているのにザザッと音を立てるし、曲中ずっとパラパラもいたし。
それと恒例のチラシ落とし、頭ゆらゆら、指で妙なリズム取り、タイミングの悪い咳、エナメルか革の擦れる音...。挙げたらキリが無い。
マナーがなんだかんだとうるさく言うようだが、簡単な事である。「極力音を立てるな、極力動くな」それだけ。
真面目に聴いてる客にとっても迷惑だが、アーティストが気分を害して来てくれなくなったらホント困るよ。歌ってる最中にケータイなんか鳴らされたらね。

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