【ハイドン】ブリュッヘン/新日本フィル【ベートーヴェン】

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結局、一般発売でも今秋来日のバレンボイム/ベルリン国立歌劇場のチケットE,F席が取れませんでした。

もっと高い席だったらチャンスはあるんだが、「トリスタン」と「モーゼ」をD席各一枚で50Kだもんなぁ。池袋の萌えドルっ子ちゃんに2回会いに行けてしまうではないか。(←どんだけ好きなんだよっ!ってゆーw)

仕方がないので、ずーっと後に発売される「かき集め券」か「エコノミー券」を狙うとしよう。現実的にはどちらか一つにしておくべきか。

そんな悩み尽きない週末、先週に引き続きブリュッヘン/新日本フィルの公演に行ってきました。

2/3 [土] 15:00開演 すみだトリフォニーホール

新日本フィルハーモニー交響楽団
名曲シリーズ(クラシックへの扉)

指揮:フランス・ブリュッヘン

■ハイドン作曲交響曲第104番ニ長調「ロンドン」
■ベートーヴェン作曲交響曲第1番ハ長調作品21

「名曲シリーズ」は定期公演より安く公演が週末のみなので、しかも地元民割引やらシルバー割引がワンサカとあってお買い得なので、一般発売時であっても良席がほぼ余っていないんである。

よって、先週は1F4列中央だったのに今回は1F27列左より。もうちょっと選ばせて欲しかったもんだが。

ブリュッヘンは18世紀オケでハイドンのシンフォニーを録音しているので楽しみなのである。

CDでは、古楽器オケの割にはクイケンのようにキビキビとして機動力があるのではなくて、重みと爆発感が魅力のように思う。「今回はモダンオケだしなー」と思いつつも、先週の出来から考えると、意外とミスマッチではないような気がするので期待大。

まず最初に驚いたのは音のタイトさ。

先週のシューマンではノンヴィヴラートが行き渡った結果、曲の骨格があらわになりすぎて危うさすら感じさせる演奏だったのに、このハイドンではCDに近い印象で、編成は少ないのに厚みすら感じるのである。

あれかなー、席がグッと後ろの方なので、残響音でそう聴こえるのかなーと思わなくもないけど。そう思うと、トリフォニーは1Fの後ろでもそこそこ行けるのかもしれない。少なくとも、サントリーホールの雨宿り席よりは良さそうだ。

しかし、CDでも感じたのだがハイドンはある種の軽快さが必要で、好みとしてはクイケンや鈴木秀美/OLCの方がずっといい。ブリュッヘンはあまり音が疾走しない。「音質」は古楽器だが、むしろ「音作り」はロマン派に近いとも思える。

後半のベト1は何気に好きな曲で、たまーに聴いている。

最初にこのプログラムを見た時は「???」な感じだったが、ハイドンの最後の交響曲と、ハイドンの影響を色濃く残したベートーヴェンの最初の交響曲を組み合わせるとは、なかなか凄い。

古楽器派の演奏をCDで聴くとどれもそこそこ満足出来るのに、実演ではあまり聴く機会がない(スクロヴァチェフスキ/読響で聴いたかな)ので、こちらの方がむしろ楽しみなんである。

ところが、こちらも音がタイトでありながら厚さも十分、モダンオケと認識しながらもブリュッヘンらしさも感じられる大変素晴らしい「音」は出ているのだがっ!

第一楽章なんか意外とテンポがゆっくりで、かといって「ロマン派的」な感情移入でゆっくりになっているのではなく、個々の音を際立たせようとした結果、疾走感が失われているように感じた。

第四楽章をほぼアタッカで入る所なんかは嬉しい限りだが、ここは猛スピードで飛ばして欲しいのに、ここも意外と安全運転。

そういう演奏としてみればなかなか良かったのだが、ブリュッヘンのベートーヴェンででこれかー。うーん。

「まぁ、こんなもんかなー」と思って納得してたら、アンコール(先週はなかったのでビックリした)でモーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ序曲」を演奏。

ちょっと、ちょっと、ちょっと!これが実に良い出来で、「今のブリュッヘンはモーツァルトにアドヴァンテージがあるのかー!」と思わざるを得ない、重みが上手い具合に乗った好演。

しかし、2/7のモーツァルト・プロのチケットは取ってないんだよなー。売切れだしなー。しかも、その日は川崎に取材に行ってるしなー。くそー。


さて、そんな感じでボクの初ブリュッヘンは終わったワケですが、しかしこの新日本フィルの「名曲シリーズ」というのは、客層が酷い。

先にも「シルバー割引があって」などと書いたが、年寄りばかりなんである。

別に年寄りでも子供でも全く構わないのだが、この年寄りのマナーの酷さは目に(耳に)余りある。

詳しく書くとキリがないのだが、演奏中の私語や大きく音を立ててパンフをめくるのなど序の口で、ボクの隣にいた人なんかマジックテープ付のバッグを「ベリッ!」と2回も音を立てて開けたんである。さすがに「シーッ!」と注意したのだが、それにすら気がつかないのである。恐らく、「自分が迷惑をかけている」とは夢にも思っていないのであろう。

本当にどうにかして欲しい。

4月の「名曲シリーズ」のチケットも入手してあるのだが、なんか空しくなってきた...。

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