読響の上半期定期を買ってしまったボクですが、今年も心は新日本フィルなんです。ほっ、ほんとだからねっ!(←微妙な動揺振り)
そんなワケで、めでたく今年もあのブリュッヘンが新日本フィルを振るというのでやってきました、我がホームグラウンドのトリフォニーホール!
1/27 [土] 15:00開演 すみだトリフォニーホール
新日本フィルハーモニー交響楽団
第412回 定期演奏会指揮:フランス・ブリュッヘン
■シューマン作曲交響曲第4番ニ短調(初演版)作品120
■ベートーヴェン作曲バレエ音楽「プロメテウスの創造物」作品43
古楽器好きだったら泣く子も黙るブリュッヘンですが、実は前回の共演時には用事があって行けなかったので初ブリュッヘンなワケですが、いやー、これは細い!CDジャケットの不敵な笑みはそのままですが、腕や足や胴体なんかシャーペンの芯のような細さ。ちょっと心配です。
前回もそうだったらしいけど、今回も椅子に座っての指揮。
ブリュッヘンといえば古楽器派の中でもロマン派に近い線が感じられたりするワケですが(早い時期にメンデルスゾーンとか入れてたし)、シューマンなどというロマン派どストライクなプログラムを持ってくるとはさすが。しかも、初演版!
風貌ヨレヨレ感は否めないブリュッヘンですが、演奏が始まるとそんなに腕は持ち上がっていないようだったけど、支障をきたすような事はなくて一安心。少なくとも「サヴァリッシュ/N響」や「フルネ/都響」のラストみたいに「オケが指揮者の意図を積極的に汲んで演奏している」という感じではない。
っていうか、シューマンはある意味凄い演奏でした。
とにかく音が冷たい。冷たいといっても「冷めている」のではなく、「冷めた狂気」というか。例によってノンヴィヴラートで演奏しているのでスッキリ感がある事は予想に難くないが、音に色気を乗せない(特に弱音部)のでひんやり聴こえるのかなぁ。
両翼対向配置も功を奏していて、ステレオ感抜群。コントラバスが正面最後部に横並びに配置しているのも良い。チェロの音はやや聴こえづらかったが。
ノンヴィヴラートはノリントン/N響の公演よりは徹底していたが(特に第一楽章では見事な徹底振り)、所々で動いてしまう人もチラホラ。特に麻貴ちゃん・・・
公演後にスタイルが一番近いと思われるジンマン/チューリッヒ・トンハレ管のCDを聴いてみたが、やっぱりブリュッヘンは冷たかった。凄い演奏ではあったが、なんか、シューマンがこんな曲を書いていたのかと思うと涙が出てきた。
そういえば、準メルクル/N響でも初演版でこの曲を聴いたのだが、その時はスッキリしつつも若々しい推進力があって「そういう曲なんだなぁ」と理解していたが、これ程までに印象が違うとはなぁ。
後半は滅多にやらない「プロメテウスの創造物」の全曲版。
こちらもノンヴィヴラートで、もはやモダンオケなどという事は気にならないほどの演奏なのだが、シューマンが色々と考えさせられたのに対し、こちらはすんなり楽しめた。さすがはベートーヴェン。
ティンパニの音色が良かったなー。モダンの時と違うのかなー。
「英雄」の一部が繰り返し出てくる所は笑っちゃいましたが。
まぁ、何度も真面目に聴きたいというほどでもない曲とは思うけど(バレエ音楽だし)、むしろこういう機会に取り上げてくれないと今後聴く機会がないかもしれないので、この演奏で聴けて良かったです。
なんというか、ブリュッヘンはすげーや。来週も「名曲シリーズ」で聴けるので(ハイドンが聴ける!)、楽しみっす。

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涙が出るほどうれしいお言葉。
ありがとう、ありがとう(笑)。お言葉を励みに嫌いな仕事がんばります。
しかし、原田節さんトゥーランガリーラの弾きすぎで嫌にならんのでしょーか。心配です。
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原田さんはオンドマルトノも凄いですが、赤い靴下も凄かったです...