2006年12月アーカイブ

年末のPCネタ

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12/26のN響の「第九」が観客が酷すぎてどうしようもなかったので、思わず翌日、新日本フィルの「第九」に行ってしまいました。

広上さんはあまり好きではないので敬遠してたのだが、今年もやっぱり新日本フィルかー。(昨年は2度行った)

やはり年末の「第九」ということで、こちらでも前の席のババァが曲が始まってるのに鼻をかむし、その隣のババァは何やら食べ物を取り出してビニール袋をカサカサさせてるし、後ろの人は3秒に一回鼻をすすってるし、ホント、芸術として鑑賞できる「第九」を聴けるのはいつのことやら。これなら、スクロヴァチェフスキのベトチクルスを聴いておくべきだった。

それでもN響よりはマシで、広上さんも「下野某あたりと一緒だしー」とか思ってたが、ずっと良かったっす。広上さんを誤解してました。ゴメンナサイ。さすがに今年の演奏会はこれで打ち止めだな。


さらに先日、HMVでお買い物したら「3 Download Songs FREE」というプリペイドカードを貰ったので、使ってみました。

・シルエット・ロマンス/大橋純子
・Fear Of The Dark(Live2006)/Iron Maiden
・The Loner(Live)/Gary Moore

なるほど、Windows Media Audioで、128Kbpsのエンコードかー。
音質はまぁまぁだけど、これでクラシックをダウンロードする気にはならんね。かといって、「シルエット・ロマンス」というのもなんだけど。

あと、ちあきなおみの「喝采」を探したら無かったorz

そんなワケで、かねてよりの懸案であった「自宅PCダウンサイジング計画」ですが(そんな懸案あった!?)、ようやく実現しました!

・ケース UAC UACC-3102B/WOPS
・マザーボード ASUSTek P4V800D-X
・ビデオカード ASUSTek EN7300TC512
・ハードディスク HITACHI HDT725032VLA36(Serial ATA 320GB)

これだけ買って30Kアンダー!予算が50Kだったので、残金で萌えドルちゃんに会いに行ける(今年はもう行きませんが)。

ケースのみ配送で、なんと元旦に届くそうなので、正月は久し振りにPCと戯れることになりそうです。

あー、そうそう、アキバで前の前の会社の先輩であるTテクニカのよしおさんにバッタリ会った。(というか、後ろから捕獲された)前にもそんなことがあったなー。偶然とは恐ろしい。

PC関係のニュースといえば、ADSL回線の8M契約を、50Mに変更しました。実測で7.4Mで、まぁ、標準みたいです。ヴィネック社のたっくんは「テプコで90M出た」と言っていたが、悔しくなんかないやい!(負け惜しみ)

年末の第九は芸術とは無関係!

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あー、なんだよこの雨は!ってゆーか、雨はどーでも良くて!年末は予定が立てにくいから第九のチケットを様子見してたら「音作りを聴くなら読響、合唱の良さで東フィル」とか思ってたらどっちも完売かよアジャパー!(←それは自己責任)仕方が無いので今年もアフロヘアーアニハーノフかと思ったら、先週末に取ったのにN響が楽勝で取れたぞコノヤロー!しかも良い席!思わず電話口でN響ガイドのオペレーターのおばちゃんに「わお、いい席じゃないですかぁ!」と言ってしまったぜ!さすが無駄に広いNHKホール!4公演も埋めるのタイヘ~ン!指揮がアシュケ”ノイジー”だったら鼻水タラタラの恐怖で願い下げだが上岡敏之だったら聴いてみたいぜ!でも、「現代のシューリヒト」ってワケわからんこと言うな!シラネーヨ!でも会場では記念撮影しているヤツいるし隣のバカップル(2FL1列9、10番)は素人丸出しでイヤな予感!と思ったら、予感的中!やった!じゃねーよ!最悪!せっかくの年末の締めにしようと思ったのにこのバカップル第4楽章始まってんのにヒソヒソ話するし、女は周りの客につられて楽章間で拍手するし、だいいち客が最悪!後ろのババアはカサカサ何やらいじってるし、更に後ろでは飴玉の袋をカサカサさせてるし、演奏中にフラッシュ焚いてなかったか?アホか?場内アナウンス聞いたか?耳聞こえないんじゃねーの?そんな耳でベートーヴェン聴いたってムダムダ!ホール職員も注意しろ!Nihon Ha Kusatteru!略してNHK!咳もお構いなしで、さながら「咳とオーケストラの為の管弦楽」みたいなー。誰がそんな曲聴くか!ボケ!上岡敏之は良かったけどな!N響なんぞ相手に大熱演!ゴーゴーツイストなダンスも指揮台に上ると熱血指揮者に大変身!俺も上がりたいぜ指揮台の上に!計ったら67分で、楽章間のインターバルがあるから62、3分ってとこか。ウワサでは「快速」だったらしいが、普段から古楽器系で聴きなれているから驚かないぜ!深みも味も無いけど、音が拡散していたようだから半分はホールのせいにしてやるぜ!コンマスがマロなのも嬉しかったぜ!口には出さないが、マロのファンなんだ!ヴィオラで久々に店村さんを見たのもグレート!ちくしょー!メンツはなかなかなのにホント、あの観客らサイテーすぎる!メンツが最高かというと「練習の時のあの速さは不整脈?」とか書く指揮者に対してリスペクトのリの字もないヴァイオリニストもいるから唾ペッペッ!さすがNHKuso響!あんな文章書かれて誰がN響のファンになるかっつーの!胸クソ悪いから別の第九でもと思ったら、なんか行けそうなのやっぱりアニハーノフくらいしかなさそうなんですけど~!!!もうっ!!!改行する心の余裕すらないっ!

金曜日にサントリーホールに行ったばかりだというのに、日曜日にまたサントリーホール。宝くじが当たったら、赤坂付近に住みたいといえよう。

更に、昼にあったはずの用事がキャンセルになってしまったため(家を出てから気が付いた)、暇つぶしに「芸術劇場のコバケン/日本フィルかサントリーホールのプレトニョフ/東フィルにでも行くかぁ」と思いつつ、結局芸術劇場の方に当券狙いで行ったら見事に完売(涙)。

これも聴いていたら、3日で3公演という強行日程をなっていたワケで、完売していて良かったような残念なような。日本フィル、聴いた事がないんだよなー。

そんなワケで、せっかく池袋まで出たので最近大好きなあのお店に行こうかと思ったら、大好きなあの子はお休み。インターネットカフェで3時間ほど居眠りしてたとさ。トホホ。

そして、休息十分意気揚々とサントリーホールに向かうボク。

新日本フィルハーモニー交響楽団 第410回定期演奏会

12月17日(日)19:15開演

・プロコフィエフ作曲ピアノ協奏曲第2番ト短調op.16
・チャイコフスキー作曲交響曲第1番ト短調「冬の日の幻想」作品13

指揮:小澤征爾
ピアノ:ユンディ・リ

なんと、金曜日に行ったカンブルラン/読響の時と全く同じ席(笑)。
LBブロックが最近のお気に入りなので、席が似てくるのは当然だが、全く同じ席とは。まぁ、良い席なのでいいんだけど。

小澤&ユンディは昨年の夏にも新日本フィルで聴いているので、2回目。
しかも、当初は別のプログラム(ルトスワフスキ)だったのを変更してまでの起用。なんか、怪しい(ニヤリ)。個人的にはルトワフスキの方が良かったのだが。

なんとなく、足を引きずった感じで小澤征爾登場。病気もしたし、年齢的にももうおじいちゃんだもんなー。

しかし、協奏曲だというのに一曲目から分厚い音で圧倒。

新日本フィルは美しいけど響きが薄くなりがちな印象なのに、求心力が高いというか、美しいままググッと攻めてくる。しかも、プロコフィエフらしい炎のような熱さも感じられる。さすが、小澤征爾。プロコフィエフはベルリン・フィルと交響曲全集を録ってるくらいだから自信があるのだろう。暗譜だし。

むしろ、ユンディ・リの方が十分に個性を発揮できていない様子。とにかく上手くて凄いんだけど、「壮絶」というほどではない。先日の「トゥーランガリラ」で聴いたロジェの方が数段、凄い。なんというか、ユンディ・リは、手堅く上手いという感じなんである。

それでも、やはり上手いのは圧倒的に上手いので、しかもオケも良いので、かなり聴き応えがあった。ラヴェルじゃなくて良かった。

演奏が終わって、ユンディ・リがおじぎをしている間に小澤征爾、ベロッと舌なめずり。そして、リさんと抱擁。やっぱり、なんか怪しい。

アンコールでは、ショパンの「ノクターン」を演奏。

これは素晴らしかった!

プロコフィエフが「上手いけど特別でもない」程度なら、ショパンはそのために聴きに行ってもいいくらい。深みはないのだが、曲へ没頭具合が非常にちょうど良く、とても聴きやすくて優しい感じがする。やはり得手不得手はあるのだろうが、これなら本プロもプロコフィエフではなく、ショパンのピアノ・コンチェルトでも良かったのではなかろーか。

後半はチャイコフスキーの交響曲第1番「冬の日の幻想」なワケだが、実に渋い。

ロクに聴いたことがない曲なのでアバド/シカゴ響盤でせっせと耳に馴染ませてから来たつもりなのだが、いかんせんあっさり流れちゃう曲なので、どうにも耳に残らない。かろうじて覚えているのは、全楽章通して出てくる印象的な主題くらいなもの。さぁ、これを楽しめというのか。実に困った問題だ。

と、思っていたのだがっ!

小澤征爾登場。やっぱり足を引きずっているな。

楽譜台がやけに低いと思ったら、この曲も暗譜。そんなに頻繁にやる曲とも思えないけど、ウィーン・フィルでもやるらしいから覚えちゃったのかしらん?

休憩時の練習時でも思ったが、管楽器だけその印象的な主題を速く吹かせているようで、アバドと比べるとややせっかちな印象。全体としては速いとは思わないので、そういう解釈か、アバドがゆったり吹かせすぎているのか。他に聴いた事がないから分かんないや。

第二楽章が実に素晴らしく、小澤にしては十分に歌わせて、かといってロマン派コテコテでもなくスッキリまとめ上げて行く。こちらの思惑とは関係なく、美しいものだけを目の前に並べられている気がしないでもないが、それはチャイコフスキーの曲がそういうものだともいえる。チャイコフスキーのシンフォニーは土着的なメロディを取り入れながらも、スマートに演奏してくれた方が上手く行くっぽい。でなければ、イタリア人の指揮者がアメリカのオケを振ったアバド/シカゴ響がそんなに良いハズがない。

CDでは気が付かなかったが、第四楽章は非常に派手な盛り上がり。盛り上がりは相当なものなのに全くうるさい感じはせず、とても美しく、かといって薄くもならずに音楽を作り上げていくのはさすが小澤征爾。爺さんになって、しかも病気をして、もっと枯れるかと思ったらむしろ昨年のブラームス2番よりもノリの良い、力強さに溢れた指揮になっていた。嬉しい限りです。

小澤征爾を聴くのは「新日本フィルのファンだから」という事と「日本が生んだ大物指揮者だから」という理由が主で、小澤征爾の音楽性にはあまり触れずにいたが、今回のはかなーり良かったので、「小澤征爾、さすが」の感を強くしたのである。来年のNOMORIの「タンホイザー」も楽しみになってきました!

アンコールは無かったけど、拍手で何回か呼び出された時に小澤征爾が盛んに客席のある方面に向かってアピールをしていたが、誰か来てたのかな?知っている人がいたら教えてください。


そーいやー、来年後半以降の新日本フィルの指揮陣が発表されたが、ハウシルトやミヒャエル・ボーダーが再び登場!昨年のアンケートで「また出して!」と熱望しておいたんだよな。ボクが書いたから呼んだというワケでもなかろうが、ホントに呼んでくれるなんてとても嬉しい。やっぱり、新日本フィルはいいなー。

最近は非常に良い事と、非常に悪い事の繰り返しで、「まぁ、悪い事ばかりじゃないからいいかー」とも思えるワケですが、なんとも煮え切らない感もあるワケです。

その、「良い事」というのもハンパじゃなく良い事なのでアレですが。どっちを優先させるかといったら非常に選択に悩む。

あー、ちなみにフーゾクの話ですけど、何か?

それ以外では、突っ込んでおいた中国株が結構な儲けを出しつつあります。でも、元手が少なかったからなー。100万くらい突っ込んでおけば良かった。そうすれば、今頃は出勤のたびに私立萌えドル学園。(←やっぱりフーゾク話)

そんなこんなで、またまたコンサートに行って来ました。

読売日本交響楽団 第455回定期演奏会

12月15日(金) 午後7時開演 サントリーホール(赤坂)
指揮:シルヴァン・カンブルラン
ピアノ=ロジェ・ムラロ
オンド・マルトノ=原田 節

■メシアン:トゥーランガリラ交響曲

いや、もう、ガラガラ(涙)。

5割か、6割くらいしか入ってないんじゃねーの?と思うくらいにスカスカな客席を見て悲しくなる。これだったらもっとチケット選ばせてくれても良かったのに。定期会員の客が来なかったんだな。

しかもそんなだから、始まる直前にササッと席がえするヤツも出てきて非常に不愉快。マナーは守れっちゅーの。

さて、「トゥーランガリラ」はテレビでちょっとだけ触りを聴いただけでよく知らない曲だったのだが、「なんだか知らないが凄そう」というイメージだけでチケットを取ってしまったという。しかも、年明けのチョン・ミョンフン/東フィルの同プログラムも取ってしまったという。こんな客ばかりだったらクラシック市場はいつも大盛況だ。

トゥーランガリラといえば、オンド・マルトノ。
オンド・マルトノといえば、原田節。

席がLBブロックだったので、ちょうどオンド・マルトノが邪魔になって原田先生の様子が分からなかったのだが、オンド・マルトノって何やら怪しい電子楽器。どう操作しているのかも分からないのだが、テルミンみたいな微妙な音???RBブロックにしておけば良かったか。

そして、指揮のシルヴァン・カンブルラン。

ベルリオーズの「ロメオとジュリエット」を予習するためにたまたま購入したCDがカンブルラン/南西ドイツ放送響の物で、これがその後に買ったブーレーズ/クリーヴランド管のCDよりも良くて、大変感心した事があるのだが、まさか日本でお姿が拝見できるとは。ありがたや。

さて、客席の寂しさにめげず、カンブルランとソリスト登場。ロジェ、デカい。

で、さすが実演ともなると難曲らしく、管楽器と打楽器が異様に頑張っていて、弦楽器がコントラバス以外は非常に存在感が薄い。

ピアノは大活躍。えらい技巧派で、こんなワケワカな曲を難なく弾いているのが凄い。本人からしてみたら、難ないワケじゃなかろうが。

オンド・マルトノはいったいどこでどう鳴っているのかイマイチよく分からなかったりしたが、弦楽器とのシンクロで、見た目どおりの異様感を醸し出す(笑)。果たして、この曲以外に有効利用はあるのだろうか。

カンブルランは大曲(85分)ながら集中力が途切れず、もっと繊細な人かと思ってたら、かなり肉体的なダイナミックな指揮で、相当良かった。指揮姿もグラマラス(笑)。来年の新日本フィルの定期にも登場するらしいからマストだな。

そんなワケで、非常に質の高い熱演でボクは大変圧倒されたのだけれど、曲自体が最初から最後まで密度が濃いので、凄すぎちゃって疲れちゃったという(涙)。大曲を聴いて感動しているのに疲れちゃったのは、キタエンコ/東響のショスタコ7番以来だ。

カンブルラン&ロジェを聴けたのは大収穫だったので、満足は満足だったけど。この客の少なさにめげず、また読響に客演して欲しいものだ。

年明けのチョン先生の方が、もっと精密感を打ち出してくれそうで、それはそれで聴きどころかもしれないな。

行きたかったスクロヴァチェフスキのベートーヴェン・チクルスだが、「最終日はチケット完売だし、絶望的だ」と思ってタラタラ仕事してたら、当日券出たらしいじゃないですか。

昼間に会社サボって池袋の私立萌えドル学園に行ってる場合じゃなかった。後悔先に立たず。

とはいえ、萌えドルっ子ちゃんがとても可愛いので、それを我慢できるかというと、それはそれで微妙だが。


そんなワケで、我がバッハ・コレギウム・ジャパン(以下、BCJ)のモツレクの公演があったのでホイホイと出かけたワケです。

東京オペラシティに向かいながら、珍しくもフルトヴェングラーなど聴いて、「確かにいい部分もあるが、録音が貧弱な分、脳内で補って聴いてるんじゃねーの?」と思ってしまうワケです。ヒストリカルって「記録」として聴く分には興味深いけど、感情移入はしづらいね。お年寄りがフルヴェンだトスカニーニだ言ってるのは分かるが、若い世代が同じように言ってるのは宇野先生の洗脳としか思えない。

モーツァルト:レクイエム 2006年12月10日(日) 3:00 pm   会場:東京オペラシティコンサートホール

モーツァルト:証聖者の荘厳な晩課[ヴェスペレ]K.339
モーツァルト:レクイエム ニ短調K.626
鈴木雅明(指揮) 
ソプラノ/森 麻季
アルト/マリアンネ・ベアーテ・キーラント
テノール/アンドレアス・ヴェラー
バス/ドミニク・ヴェルナー
バッハ・コレギウム・ジャパン(合唱と管弦楽)

BCJだけにバッハはとても良いのだけれど、オーケストラ・リベラ・クラシカがハイドンは素晴らしいがモーツァルトはいまいち好きになれないな事を考えると、BCJといえども「さてどんなもんか」という様子見の感はある。

しかも、森麻季なんていう大物歌手を連れてきたもんだから、チケット代が上がってしょーがないじゃんかよぅ!

そんな期待度中くらいの公演でしたが、あー、くそー、バッハでないBCJでこんなに感動するとはなー!しかも、モツレク、結構聴き飽きてたのになー!

[ヴェスペレ]は曲間にグレゴリオ聖歌を挟んで演奏。ドミニク・ヴェルナーが上手いのなんのって。以前のBCJの定期公演で聴いた事あるかな?余裕があって、かなり良かったです。

モツレクは、ホント最初はとても好きだったのだけれど、聴きすぎて飽きちゃって、しかもやはりジュスマイヤーの補作だから完成度という点でもイマイチだし、初めて実演で聴いたのが今年の「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」でのカリユステ/RIAS室内CHO/ベルリン古楽アカデミーで、音色は良いのになんかセカセカしてるしで、モーツァルト生誕250周年といっても、「フーン」という感じで冷めていたのだが。

所々で、「ううむ、ちょっと早くしすぎじゃないの?」と思いつつ、程よい踏ん張りで「快適なテンポ」を死守。音色が良く、適切なテンポだと、本当に素晴らしい。OLCだとフレーズが寸断されているイメージがあるが、BCJは流し具合もちょうど良い。OLCがショルティで、BCJはカラヤンのようなものだ。(←意味不明の例え)

さて、「ラクリモーザ」で異様にテンポを落とす所がなんかの狙い目だったのかどーか。これだけがナゾ。

メンバーでは、久し振りに2ndヴァイオリンに高田あずみ先生のお姿が拝見できたのが嬉しい。若松先生と高田先生はいなくちゃなー。

オルガンでは、優人クンが出席(笑)。白衣を着せたらインターンのようなルックスはさすが。(何が?)

そして、問題の森麻季!

入場してくるなり、「私がこの中で一番可愛いのよ!」と言わんばかりの豪華なドレス(笑)。しかし、この世で一番可愛いのは、萌えドル学園の(以下、省略)。

後半ではなんと、衣装チェンジまでして(笑)、セクシーめなドレスで観客を魅了。まるで「私がこの中で一番美しいのよ!」と言わんばかり。しかし、この世で一番美しいのは、やはり萌えドル学園の(以下、省略)。

ところが、さすが歌唱はいいんである。

非力だけど確かに美しいので、バロックはもっとやって欲しいなぁと。見ているうちに、「やっぱりキレイな人だなぁ」と思ってしまったボクは、すっかり森麻季ファンなんです(笑)。

また、BCJで歌ってね!(え?)

いやー、それにしても良かったなー、森麻季ファッションショー。(は?)

「昨日のヘンデルは行きたかったなー」と思いつつ、2日続けてのコンサートは心身金銭共にヘヴィなのでやむなくスルー。

というワケで、一昨年に続いて「ヤンソンス/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(以下、RCO)」のコンサートに行ってきたワケです。

ヤンソンス/RCOといえば、ボクが初めて行ったクラシックのコンサートでもあるので非常に感慨深いワケですが、そんなワケで、盲目的にヤンソンス好きなんです(笑)。

2006年12月3日(日) 18:00 サントリーホール 大ホール

・モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番ハ長調
・マーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」

指揮:マリス・ヤンソンス
ピアノ:内田光子

一昨年がRCO、昨年はもう一つの手兵であるバイエルン放送響と来日しているので、交互にやってきている模様。いっそのこと、両オケを足して、「ヤンソンス・スーパー・オケ」とか作ったらいいのに。

とりあえず朝起きて、来年の新国立劇場の「さまよえるオランダ人」のチケットを入手して(起きたら10時過ぎてて慌てたが、そこそこいい席が取れた)、二度寝して(笑)、諸々の用事を済ませてノコノコとサントリーホールに向かう。

サントリーホールの前はすっかりクリスマスな飾り付けでとてもキレイだ。ボクのハニーと見に来たいところだ。が、渋谷のYちゃんやら、池袋のRちゃんやら、吉原のMちゃんの所にも行かなくてはならないので、年末は大忙し。普段は女運がないので、こんな所でモテモテになってもなんだかなぁ。思いっきり、年末需要じゃんかよぅ!

あ、渋谷のYちゃん、ここでもいいからカキコしておいて(笑)。

そんな事はともかく、とっとと席に着いてみる。今回の座席はLDブロックの前の方。A席だが、A席ならLBやRBの方がいいのでベストではない。が、視覚的には遠く感じるが、オーケストラを見渡せるのは悪くない。

一曲目のモーツァルトではソリストで内田光子ちゃん(笑)が登場。

有名な人だが、この人が来たせいで金額もアップ。A席で\22,000は高いぜ!

さっそうと登場した光子ちゃん、実はあんまり期待していなかったのだが、正直、良かったです。

そもそも「モーツァルトでモダンオケ」という期待度ゼロな編成だったのだが、モダンオケでも緩くないので十分に聴けた。音色としての好みは古楽器の方がずっと上なのだが、大きすぎず、厚すぎず、弛緩しなければモダンオケでもそこそこ行けるのだと思う。

こういう演奏を聴くと、先日のヴィルサラーゼ (インバル/都響)なんか、なんであんなにタルいんだろうと思い起こす度に重ね重ね残念の上塗りなんである。

内田光子は弱音の美しさが魅力とかの宇野先生(笑)も言っているが、弱音のままテンポを上げ、オーケストラに溶け込ませていく術はまさに神業。モーツァルトのコンチェルトは既に録音があるので手中には収めているだろうが、手グセではなく熟練を感じられたので、本当に良かった。慣れているだろうに、単調さが全くないんだもんなぁ。

休憩でのんびりお茶を飲んでトイレを済ませて座席に戻ったら、すっかりオケが出てきてウォーミングアップしていたので激烈慌てる。

後半はマーラー「巨人」。略して巨マラ!

大編成だが、マーラーといえばアバド/ルツェルン管で舞台から溢れんばかりに人がいたのを見たばかりなので、これくらいでは驚かない。

第一楽章は絶好調。さすがRCO、とにかく弦の美しさは比類が無い。日本のオケがこれの半分でも近づければ。美しいだけではなく、力強さもあるところが素晴らしい。

この曲はクラシック好きになりたての時に好きになった曲なので大変思いいれがあるのだが、下野/読響の「力任せで空虚な巨人」、アルブレヒトの「見渡しはいいが感情の薄い巨人」とナゼか読響でイマイチな演奏を聴いてしまったので、「これ!」という演奏に当たった事がない。

今回は「ややタメが浅いか」と思いつつも、音色が素晴らしいのでかなり期待が持てる。もう、聴く側の緊迫感が違うくらいの感じで。

と思ったら、第二楽章でホルンが悲しいほどにコケる。しかもソロで、吹いているうちにどんどん情けなくフェードアウトしていったので、思わずこちらがコケる(涙)。

よーく聴くと、音色が素晴らしいとはいえ、管楽器(特に木管)は不揃いな感じもする。個々の演奏は上手いんだけどな。「個々が勝手に演奏している」くらいの勢いだったのに全体としてはえらくまとまっていたアバド/ルツェルン管は、やっぱり凄かったのだな。

それでも曲自体を好きなので(指揮者もオケも好き!)かなり感情移入の度合いは高く、かといってバーンスタインのマーラーみたいに暑苦しいワケではない所が聴きやすくもある。

良く見たら、ヴィオラの主席が都響あたりにいそうな日本人のオッサンでワロスが、第一ヴァイオリンでも日本人のおねーちゃん発見。こういう世界的なオケで日本人が活躍しているのって、見てて嬉しくなるね。頑張れ、オッサン!

第三楽章と第四楽章はアタッカで入るところも良い。ここを空けると流れが途切れるので非常にイクナイ。

ああいう曲なので第四楽章はハッスル(死語)しまくり。ヤンソンス、万歳しているような手振り。そういえばステージから遠い席なので気が付かなかったが、ヤンソンスは今回も大声で唸りをあげていたのだろうか?誰か教えて下さい。

フィナーレではホルンが立つかと思ったが座ったまま吹き通し(少し残念)、追い込み激しくクライマックスを迎える。

フライングブラボーもなく、すっごく爽快な感じで終えて、ヤンソンスも満足そうに振り向く。拍手大喝采。

いやー、なんかRCOとしか思えない明るめの美しい音質でありながら、RCOとは思えない粗さも同居しつつ、やはり今回もベストな「巨人」ではなかったが、それでも満足感は上々。前プロの内田光子と併せて、実に素晴らしかった。

残念ながらアンコールは無し。アンコールのCDまで出している人だからあると思ったのだが。

今思うと、2年前はヤンソンスがRCOに擦り寄っているようなバランスがあったのだが、段々と「ヤンソンス&RCO」というものが確立されてきているように思う。多分、再来年も来ると思うので、その時はもっと決まったアンサンブルでお願い(笑)。「RCO LIVE」のCDではシベリウスが思いのほか良かったので、今度来る時はシベリウスがいいなー。

そんなヤンソンスさん、来年はお約束でバイエルン放送響との来日が決定!実は、ヤンソンスはバイエルン放送響との方が合っているのではないかと思うのであった。アハハハハハ(笑)。