珍しいハンス・ロット

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金曜日は新東宝映画のFさんと、サントリーホールでチョン・ミョンフン指揮東京フィルハーモニー交響楽団のマーラー「交響曲第9番」の演奏会があるので、さてどうしようかと思ったのだが、どうしても行きたかったので2日連荘になっちゃうけど行ってしまいました。

クリスティアン・アルミンク指揮新日本フィルハーモニー交響楽団
第397回定期演奏会 於:サントリーホール

・シュニトケ作曲 ピアノと弦楽の協奏曲 (1979) ・ロット作曲 交響曲ホ長調 (1880)

その前に用事があったのでちょっと間に合いそうも無かったのだが、「ロットだけでも聴ければいいや」と思ってたら、思いがけず開演に間に合う。っていうか、その前のアルミンクさんのプレ・トークにも間に合ってしまう。チケット、取っておいて良かったなぁ。

サントリーホールのかなりいい席を入手出来たので、演奏はともかく、先週聴きに行ったオーチャードホールの3F最後列よりはいいに決まっているのである。

プレ・トークはハンス・ロット目当てで来ている人にとっては、ごく当たり前の内容。でも、アルミンク、かっこいいぜ。さすが、同級生。

客の入りは7~8割くらいか。定期公演なので、年間チケットのお客さんの欠席がやや目立った模様。ハンス・ロットを演奏するのはレアなのにもったいない。

一曲目はシュニトケ。
シュニトケといえば「いかにも現代音楽」という感じがして(時代的には確かにそう)、現代音楽苦手なボクとしては名前を知ってても敬遠してたんである。そういう作曲家の作品を、こういう機会で聴けるのは良い事なのかもしれない。

ピアノが不気味に、「わかりやすい」とは言えない和音で展開していくので、「ワケワカな事やれば現代音楽かよ」と不審に思いつつも、オケパートに入るとそのワケワカな世界に引き込まれていく。「響き」だけで進んでいくのではなく、あたかも映画音楽のように何かしらのテーマを持っているように感じた。「現代音楽におけるロマン派」というか。

と思ったら、シュニトケって、映画音楽も書いてるのね。知らなかった。自分自身の勉強不足にもほどがある。

まぁ、これはこれで思ったよりずっと楽しめたので、機会があったらシュニトケの作品は聴いてみたいと思う。

後半は、お目当てのハンス・ロット。
ここでロットがどういう人物なのか書くのもなんなので、各自ググれ、ばか。

・・・それはさておき、↓のCD(会場でも売ってましたな)のCDを聴いて以来、実演でロットの作品を聴きたくて仕方がなかったのだが、まさか大好きな新日本フィルで聴けるとは。やはり、これはチケットを入手しておいて良かったと言えるだろう。


よく言われることだが、ワーグナー的であり、ブルックナー的であり、そしてマーラーを先取りしたともいえるスタイルは、これらの音楽家がすっかりポピュラーになった現在においては、ことさら難しく響くこともない。むしろ、これだけ素晴らしい音楽が今まで眠っていたのかと思うと、全く残念な限りである。

そのせいか、上記CDで聴いているときは気にならなかったのに、演奏にこなれない感じがやや付きまとう。それとも、若書きゆえの管弦楽法の未熟さが作品にあらわれているのだろうか。その辺はボクには全く分からないんだけど。

とはいえ、ロマン派らしい印象的なメロディが随所に現れる第一楽章では、不覚にも涙腺が緩くなる瞬間多発。感動してるぞ、俺!

CDでは第一楽章ばかり聴いてたのだが、第二、第三楽章がやはり実演で聴くと説得力がまた全然違う。新日本フィルならではのヴァイオリンの美しさはより際立ち、しかもいつもと違って(失礼)、金管も木管も、管楽器大活躍。音が非常に滑らかなのである。アルミンクらしい音作りっていうか。

第四楽章では、CDでは到底感情移入できなかった音の盛り上がり方に、再び涙腺が緩む。いい曲だなぁ!こんなにいい曲なら、ロマン派大好きなボクにぴったりなワケだ。

1月上旬の大野先生のショスタコ4では、あんなに凄い爆演を聴かせてくれたのに、今回は滑らかさがとても良かった。良い席を選ぶ事も感動する要素としては大切とは思うんだけど、それにしてもアルミンクさん、「ジャンヌダルク」をやって(残念ながら聴けなかった。評判は良かったらしい)、これだけのロットをやってだから評価がグンと上がっちゃうんじゃないのかな。本当に行って良かったもんね。

終演後に嫌な連絡が入るが、それは明日決着つけてやるわい。

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いつも思いますが、何かすごい生活をしている人に見えてしまいますね・・・。
一度ホントに随行してみたいです。
年内には!

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これといって特別な事はない普通のサラリーマンなんですが、人よりもちょっとフーゾクとクラシックが好きなだけのような気がします。

年内といわず、ヒマさえあればボクはどこでも行きます。
忙しい時は死ぬんじゃないかと思うけど、ヒマな時は死ぬんじゃないかと思うほどヒマなんです。どっちにしても死ぬのね。

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