【コンサート】チョン先生のマラ9【2日目】

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そんなワケで、昨日に引き続き、サントリーホールに行って参りました。

チョン・ミョンフン指揮東京フィルハーモニー交響楽団

マーラー/交響曲第9番

日記にあげるのが1日ズレてるけど、昨日の公演が16(木)で、今日の公演が17(金)ですから。

昼間は仕事関係で不可抗力なムカつくことがあって、仕事する気力をだいぶ無くす。逆に、こっちが圧力かけてやろうかとちょっと思ったが、会社の事を考える大人なボクはやめておいた。

お馴染み新東宝映画のFさん同行であったため、早めに会社を出ようとしたら、仕事上でトラブル発生。ちょっと慌てる。

そのせいで、乗る電車を間違え、一駅戻って正しい電車に乗り換えるとかやってたら、開演ギリギリになってしまった。

ダッシュでホールに向かい、席に着く。

と思ったら、せっかくギリギリに着いたのにオケがなかなか出てこない。

せっかく、年に2回しかしないダッシュをしたのになぁ・・・

ようやくオケが配置につき、およそ10分遅れでスタート。

先週のオーチャードホールでは席が後ろすぎて残念な結果に終わったが、今回は1階3列目なんである。ちょっと右寄りだけど。S席ではなくA席だけど。前の席というのは一見いいように思えるが、オケ全体を見渡せないのと、やはり目の前の楽器ばかり音が目立って、そんなに良くはない。まぁ、オーチャードの3階最後列と比べれば雲泥の差だが。

マーラーの9番といえば、昨年、インバルがベルリン交響楽団を従えてやって来た時の演奏が忘れられなくて、この時はインバルが体調絶不調だったにもかかわらず、大変な名演を聴かせてくれたのである。「音が結晶となってホール中を満たす様子」というのを体験した、稀有なコンサートであった。

今回はマーラー3番で名演を聴かせてくれたチョン先生と東フィルのコンビなので、期待度MAX。インバルとは違った、「ユダヤの血」とはまた違った演奏を聴かせてくれる事であろう。

そんな期待を胸に第一楽章。


・・・日本のホルンって、いつもこうなのかなぁorz


新東宝映画のFさんとも帰路で話したが、どうもひっくり返りやすいんである。勢いで吹ききっちゃう時ならまだしも、今回のような曲でひっくり返っちゃうと目立つので辛い。

第二楽章に入ると演奏が安定してくる。が、過剰に期待したせいか、こちらの眠気がどっと押し寄せる。困った。眠い。

グーグーと寝てしまうワケにはいかないので、音に集中して少し目を閉じる・・・と、余計に眠くなってしまう。これは困った。

しかも、さっきから異音がするので、隣のおっさんが飴を舐めてたので噛み砕いているのだろうと思ったら、全然異音が止まらない。なんだと思ったら、コントラバス奏者の靴音がミシミシ鳴っているのか、乗っている台座がミシミシ鳴っているのか、そんなような音であった。最前列のお客さんはさぞかし災難であったことだろう。

眠気をなんとか乗り切って第三楽章。
眠気を乗り切ったからかどうか分かんないが、東フィルの音にグンと勢いがついてくる。なんだか知らんけど、急に凄い事になっているのに気づいちゃったんである。

チョン先生の指揮はスマートながら明確に音の強弱を付けるので、強く指揮している所だけを見たら凄く見えるのだが、今日はそうでない所でも気合の入りようが違う。鬼気迫る感じなんである。

第四楽章は全ての交響曲の中でも特に好きな曲なので、ここはひとつ、じっくり世界に浸らせて欲しいものだ。

しかし、ググッと引き込むような(CDでいえばバーンスタインのような)スタイルではなく、オーケストラを上手くまとめつつ、常に音の美しさを保つような感じ。むしろ、テンポは早目だったように思う。ここがつまらないと「何だよ」という話になってしまうが、オケが指揮者に必死についていく様子が分かってとても良かった。前の方の席だったから、奏者の表情まで分かるのが面白かった。特に、第2ヴァイオリンの猫背気味のお兄さん。

コンマスも大活躍で、お尻を席から浮かせての大熱演。
ヴィオラのお姉さん(かっこいい!)も細身の体で大熱演。
チェロの人も顔は見えなかったけど、大熱演。
金管はアレだったけど、木管は凄く良い。
あと、ティンパニの音が軽すぎず重すぎずでベストと思った。

天上からの音が途切れるように静かにフィナーレを迎え、最後は指揮者が指揮棒を完全に下ろすまで誰も拍手をしない。東フィルの客はこういう事がちゃんと出来る。素晴らしいことだ。

通常のコンサートではオケが去ったら公演は完全におしまいなのだが、この時はスタンディングオベーションが長く続き、オケが去った後にチョン先生が再び登場。オケに労をねぎらいつつ、最前列にいたお客さんたちと握手をしていた。ボクもせっかく前の方にいたのだから、握手してもらえば良かったかな。

全体で見ると途中で眠気が襲ってきてしまった事もあって、昨年のインバル/ベルリン響を超えてはいないと思うが、日本でこれだけのマーラーが聴ける事のどれほど尊い体験であることか。

あと、チョン先生のマーラーシリーズは「6,7,8」が残っているそうである。全部注目だけど、難曲を紐解くような演奏ができるコンビなので、7番に名演の予感。新東宝映画のFさんは「8番」と仰っていたので、またクラオタ対談しなくちゃなぁ~!


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