スクロヴァチェフスキのブルックナー第6番

| | コメント(0) | トラックバック(1)

この公演に行ったのは12月15日。書いておかないと忘れる。

というワケで、サントリーホールにスタニスラフ・スクロヴァチェフスキ指揮読売日本交響楽団の演奏会に行ってきました。プログラムは以下。

・スクロヴァチェフスキ: 管弦楽のための協奏曲 ・ブルックナー: 交響曲第6番 イ長調


ブルックナーの6番なんていうのはブルックナーの交響曲においてもマイナーな存在なのでなかなか演奏されないのだが、スクロヴァさんが振るとなると話は別。なかなか演奏されないだけに次はいつ聴けるか分からないから、これは是非行っておかなければならないんである。

しかも、前回(4月)のブルックナー第7番に続き新東宝映画のFさんが会員価格でチケットを入手してくれた。大変有難いことである。Fさん、いつもどうも有難う。

席はP席。ブル7の時もP席。
P席というのはオーケストラの真裏の席なので、指揮者の顔と動きがばっちり見えてしまうので面白い。確かに定位感はおかしくなるが(ヴァイオリンが引っ込んで、管楽器や打楽器が前に来る)、変なA席やB席を取るよりはずっと良い。安いし。

一曲目はスクロヴァチェフスキ自身の作品なんだが、暗く重く、でも打楽器がけたたましく鳴り響くという難解な作品。とりあえず「怖くてよく分かんなかった」という感じである。あ、凄かったのは、グランドピアノの上部(の蓋の部分)を取り外し、中の弦を直接叩いてたのがワロス。鉄琴じゃダメなのかな?

2曲目はいよいよメインのブル6。
先述の通りマイナーな曲なので、CDで予習しておく。チケットを入手してからというもの、ハイティンク指揮ロイヤルコンセルトヘボウ管の演奏で幾度となく聴いているのだが、聴いている時は「なんでこれだけよく出来た曲がマイナーなんだろうな。なかなかいいじゃん。」と思いつつ、前後の5番、7番に比べて規模が小さく、しかも聴いた後にあまり印象が残らないという可哀想な作品。

しかーし!

これはかなり良かった。

前にブル7を聴いた時の読響の印象というのは、「骨格は立派だけどスケール感だけで勝負している」という、あまり音楽的でない感じだったのだが、今回は音の厚み、柔らかさも存分に味わえて、「音楽を堪能した」という気分になった。

まぁ、あんまり知らない曲なのでどこがどうだったというのは未だによく分からないんだが、スクロヴァさんが1曲目の自分の曲では熱心に楽譜を見ていたのに、他人の曲であるブル6は暗譜で振っていたのは興味深かったな。それと、第三楽章に入る前に、オーケストラに向かって「ブルブルと揺らすようにやるんだぞ!」というようなジェスチャーを入れてから指揮を始め、実際にそのように指揮していたのも印象的。あと(まだあるのかよ)、スクロヴァさんの指揮棒、すんげー短い。

読響は「上手いけど好きなオケではない」という感じだったが、いやー、今回ので好きになったかも。

そーいやー、スクロヴァさん、読響の常任指揮者になったらしいね。これで確実に年数回はスクロヴァさんに会えると思うと、ボクは嬉しくて堪らないっす!


トラックバック(1)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: スクロヴァチェフスキのブルックナー第6番

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://tonosama.net/mtos/mt-tb.cgi/121

15日(木)、仕事を終えて、サントリーホールへ。ポーランド出身のスクロヴァチェフスキーの指揮で、ブルックナーの交響曲第6番を聴いてきました。 スクロヴァチェフス... 続きを読む

コメントする